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器の本質
- 新 竹本
- 2021年3月7日
- 読了時間: 1分
更新日:2021年10月21日
学生の頃だったか、器の本質という文章を読んだことがありました。
器の本質はその色や形ではない、くぼみだと。
なるほど、鋭い。
埏埴以為器。 当其無、有器之用。
(粘土をこねて器を作ります。)
(器の中に何もない空間があるから、器としての役割を果たすのです。)
原典はこれだと思います。老子の「無用之用」の一節です。そうだとしたら、無をくぼみと訳すセンスすごいなあ。
因みに無用之用とは価値がなく必要ではないとされるものが、実は価値があり有用であることです。この雑記ページも無用之用であることを願います、、、
文:大久保元彰

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